多くの人が利用するスキーバスですが、いったいなぜそんなに人気があるのでしょうか。スキーバスは集団で行くため、割と活気があることが多くなります。一人客もいますので、うるさいという感じではありません。それなりに秩序が守られているのです。
特に深夜便では、乗車中のほとんどの時間は寝ているため、静かです。現地に到着をしてバスから降りるとすぐにスキー場に行くことが出来るぐらい目の前です。通常ホテルとスキー場が併設されているような場所になりますので、バスを降りてから重たい荷物を持ってさらに移動しなければならない負担はどこにもありません。しかもスキーバスは料金が安いのです。
本来なら4000円ぐらいはするリフト券もつけて8000円程度で往復することができることが多くなります。このように安さという魅力が詰まっているスキーバスですが、スキーバスが安くなったのはそれなりに理由があるのです。かつては高速道路がなく、下道を走っていた時代もありましたが、スキー人口も多く、特別安くなくても問題ありませんでした。ところが、バブル崩壊後不景気になってからと言う物、スキーは贅沢な遊びであるという考え方が広まり、スキー人口が減少しました。
それにともないスキーのバス会社が増えて行きましたので。競争が起こったのです。そこで、価格を安くすると言うバス会社が表れ、そこから連鎖的に価格競争が始まったのです。今では1泊しても1万2千円で往復できるツアーもあります。